【所沢市】生まれ変わった ” あね屋 ” で最高のあなごめしを堪能してきました!
2021年3月13日に、あなごめしと甘味処として生まれ変わったあね屋。
前回は営業時間外に訪れてしまったので、今回はちゃんとあなごめしタイムを狙って行ってきました。
和モダンな暖簾をくぐると、このお店のイメージそのものといった、綺麗で、それでいて親しみやすい何とも可愛らしい女将さんが極上の笑顔と声で迎え入れてくれました。
出てきたお冷がこちら。新潟で日本酒を仕込むときに使うお水で、お酒の合間に飲むのもオススメとのこと。
「とっても美味しいお水ですよ。あ、でもこれにはお酒は入ってないので安心してくださいね。」と女将さん。文章でなかなか上手く伝えられないのですが、この方、本当に可愛らしくて素敵です。
あなごめしの中箱、きも吸、あなご焼骨スープをオーダーすると「焼骨スープは肝が入ってないだけでベースは同じなんですよ」と”どちらかでいいのでは?”という感じで教えてくれましたが、結局両方いただくことに。
柚子、実山椒、葱、山葵、あられと守口大根の小鉢。「守口大根ってね、こぉ~んなに長くって細~い大根なんですよ。」と身振り手振りで女将さんが説明してくれました。
そして真打ちあなごめし!手触りのいい、ほのかに木の香りがする秋田の曲げわっぱで登場です。
待ちに待ったあなごめしオープン!
かすかな木の香りと出汁の香りが漂っていた空間が、一気に香ばしいあなごの香りに包まれます♪
柔らかくて厚みのあるふっくらとしたあなごが口の中で溶けていき「旨い!旨すぎる!」の有名なCMのキャッチコピーを心の中で叫んでしまいます。
まずはそのまま頂き、薬味を添えて頂き、焼骨スープをかけて頂く。最高のメドレーです♪
実は、まずは小箱でいいかな、とオーダーのときに思ったのですが、中箱にして大正解!
あれこれと薬味を変えたりして、思うまま存分にあなごめしを味わうことが出来ました。
そしてこちらのきも吸も大正解!見てください、この大きな肝。特大のあなごが想像できますね。
コクのある肝独特の甘みがやさしく口の中に広がって、鰻のそれとはまた違った、やさしくて深みのある味わいでした。
居心地の良さと満腹感を堪能しながら居座っていると、黙々と料理をしていた大将が「あなごは低カロリー、高タンパクで栄養価がとても高いんです。このご時世なので特にお店の宣伝もせずに開けさせて頂いたのですが、こんなご時世だからこそ美味しいもので免疫をつけてもらえたら、という思いも強くあるんです。」と、真摯に語られました。
忙しい毎日のなか安い・速いに助けられることが多いですが、プロの料理人が技と想いを込めてこしらえてくれたものは、味わい深いだけでなくココロもカラダも豊かにしてくれるなぁ、としみじみ感じ入りました。
あなごの旬はこれからなので、ますます美味しくなってくるそうですよ。
あなごめしの時間帯が終わる頃、甘味ご所望の女性がお二人来店。「甘味は14時からなので、お座りになってお待ちいただいてもいいですか?」と言って、にこやかに例の美味しいお水を説明しながら出す女将さん。
もうこれからあなごめしのオーダーをするお客もいないのに?と思っていたら、せっせと厨房を片付けてお掃除、消毒をして、いったんリセットしてから甘味メニューの準備をされていて、これにも感服させられました。
「狭いんですよぉ~。お料理も甘味も一緒にしちゃうより、きちんと別々にお出しする方が衛生上間違いないから。」と可愛らしく、それでいて凛として話す女将さん、ファンがたくさんいるだろうなぁと思います。
お待ちかねのクリームあんみつを満面の笑みで食べながら、店内の写真を撮りたがる私に「顔、モザイクしなくてもいいよ♪」とあっさり許可してくださったお二人。
「美味しい~、幸せ~」と写真より甘味に夢中のご様子でした。撮影させていただき、本当にありがとうございました!
前日までに予約をすれば持ち帰りもOK。甘味も材料や仕込みにこだわって作られているので、たくさん作り置きはしていないようです。
営業日は今後、金・土・日になるかもしれないとのことでした。週末に伺えば間違いなさそうですね。
遠くの有名店に行かなくても、丹精込めて料理を拵えてくれるあね屋は、美味しいものとおもてなしで、心身を元気にしてくれるお店ですよ♪
あね屋↓