【所沢市】心やさしいはずの和尚さんがどうして?宮本町の新光寺に残る所沢昔ばなし”あっちぃちぃの新光寺”

宮本町にある真言宗のお寺゛新光寺゛。山門は、まさに昔ばなしに出てきそうな竜宮門です。そんな新光寺が舞台となっている所沢昔ばなしに”あっちぃちぃの新光寺”があります。

新光寺

昔々おしゃべり好きの狸がいて、新光寺にいるお人好しの和尚さんのところに毎日のように訪れては長話をしていたそうです。

最初は快く話を聞いてた和尚さんも、毎日狸の長話を聞かされるのにうんざりして、ある日話疲れて眠っている狸の股の間に焼けた石を火ばしでつまんでほうりこんだというのです!

びっくりした狸は「あっちぃちぃ!あっちぃちぃの新光寺!二度と来てやるもんか、新光寺!」と叫んで二度と新光寺には姿を現わさなかった、というお話・・・。

新光寺

昔ばなしや童話の原作はとても残酷だ言われていますが、現代だとなかなかの炎上もののお話ですよね。和尚さん、嫌なら嫌と言えばよかったのに・・・と思ってしまいます。

ですが、狸のおしゃべりがしょうもない話ばかりだったというくだりがあって、”しょうもない話”は仏の顔も三度までで温厚な和尚さんをも怒らせるほど罪深いという奥深い(?)教えなのかもしれませんね。

新光寺

御本尊の聖観世音菩薩は行基菩薩の作だと言われていたり、源頼朝が立寄った際に昼食を取った仮小屋の土地を寄進されたことや、新田義貞が鎌倉攻めの途上で必勝祈願をし、北条氏を討ち取った帰りに再度立ち寄り土地を寄進されたなどの言い伝えが残る、歴史あるお寺の新光寺。

北向延命地蔵尊を筆頭にたくさんの地蔵菩薩が並ぶ様もちょっとした異空間です。様々な言い伝えがたくさん詰まった新光寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。

新光寺↓


(ちゃちゃぽーや)

2020/02/08 07:15 2020/02/08 07:30
ちゃちゃぽーや

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