広い敷地には日本庭園やドッグラン、バスケットのハーフコートや野球場、飛行機エリアや野外ステージなどがある、四季を通して楽しめる所沢航空記念公園。その園内にある、かまぼこ型の所沢航空発祥記念館に入ったことはありますか？

日本の航空発祥の地らしくたくさんの航空機が展示されていて、空を飛ぶ「しくみ」や「あゆみ」を楽しく学ぶことが出来る施設です。

1910年に代々木の練兵場で日本初の動力飛行を遂げたアンリ・ファルマン機。その翌年には国内初の飛行場「所沢飛行場」での初飛行に成功するなど、所沢ってもっと全国区になっていいのでは？!  と改めて思います。

所沢航空発祥記念館にはパネル展示のコーナーがあり、当時の写真を見ながら所沢飛行場の歴史をわかりやすく知ることが出来たり、

（所沢航空発祥記念館様ご提供）

こちらのスペースウォーカーやフライトシミュレータ等、体験型展示で楽しく学ぶことも出来ます。スペースウォーカーは、低重力体験が出来るという新感覚の装置で、地球脱出・月面探検・宇宙探検の3つのコースが楽しめますよ。

館内には、本物の飛行機、ヘリコプターやグライダーなどがところ狭しと展示されていて、航空機好きでなくとも心躍りそうな圧巻の光景が広がっています。

たくさんの素晴らしい展示物がある記念館ですが、一番の見どころは何といってもこのアンリ・ファルマン機ではないでしょうか。歴史に刻まれた貴重な機体がレプリカではなく実機で展示されているというのが感慨深いです。

このような歴史ある飛行機を所沢に「里帰り」させるにあたっては、多くの方の計り知れないご尽力があったことと思います。

そんなアンリ・ファルマン機ですが、2022年3月に航空自衛隊に返還されることとなりました。

「空を飛ぶ」ことに挑んだ先人達の勇気と挑戦を現代に生きる私達に伝えてくれたアンリ・ファルマン機。現在、所沢航空発祥記念館ではそんなアンリ・ファルマン機に「ありがとう」を伝えるイベントが開催されています。

所沢航空発祥記念館ホームページ⇒「アンリ・ファルマン機にMerci（ありがとう）を伝えよう」

組立てられた状態のアンリ・ファルマン機を見ることが出来るのは2022年2月27日(日)までの予定。3月1日からは解体の様子も見られるようにと計画中とのことです。

間近で実機が見られる間に、是非アンリ・ファルマン機にありがとうを伝えに行ってみてはいかがでしょうか。

[取材協力：所沢航空発祥記念館様]

所沢航空発祥記念館↓

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