【所沢市】地元の歴史を学びませんか? 民俗資料館と文化財保護課常設展示室でスタンプラリー開催中!
所沢市生涯学習推進センター3階にある文化財保護課の常設展示室と、市内にある3つの民俗資料館を見学して2か所以上のスタンプを集めると先着100名に缶バッチがもらえるというスタンプラリーが開催されています。
所沢市公式HP⇒「中富・柳瀬・山口民俗資料館スタンプラリー」
筆者は先日、ちょうど本日2021年8月1日(日)まで開催されている「令和の新指定文化財展」に行ってきたので、同じフロアの常設展示室も見学してきました。
展示室に入ってすぐのところにあるこの箱階段は、寿町の「海老屋横丁」と呼ばれる道の名の由来となった海老屋豆腐店で実際に使われていたものです。
お蚕さま(おこさま)と呼ばれ大切に育てられていた養蚕について、詳しく解説されているコーナーもありました。
柳瀬川が流れる狭山丘陵の谷戸から湧き出る清水で染織が発達するなかで育まれた地場産業、所沢絣は久留米絣にも引けを取らない人気だったと言われていたのだそうです。
滝の城跡の復元模型も展示されています。2022年は戦国滝の城まつりであの迫力ある武者行列がまた見られるといいですね。
古代の石器や土器なども展示されていました。「所沢は博物館がないのでね。ここや民俗資料館で所沢の歴史に少しでも触れて頂ければと思っています。どうぞゆっくりご覧になってください。」と展示室の方に声をかけて頂きました。
「ライト式雄飛號號」と書かれているのは、明治末期頃に発明され大正期には一般化していたという足踏式脱穀機。使おうと思えば今でも使えそうなくらい状態がきれいです。
古くから松井地区を中心に自生する竹で作られていた竹細工、安松ざる。終戦直後は200人以上が竹細工に携わっていたと言われていますが、安松ざるの作り手は現在たった1人になってしまったそうです。
写真や図を使ってわかりやすく説明してくれていたり、展示物をとても近くで見学することが出来て思っていた以上に楽しくお勉強できました♪
地元の資料館で地域の歴史を学ぶ夏、なんていうのはいかがでしょうか。
文化財保護課常設展示室(所沢市生涯学習推進センター内)
中富民俗資料館
柳瀬民俗資料館
山口民俗資料館