【所沢市】終了まであと1週間。「令和の新指定文化財展」の展示は8月1日までです。
令和になってから新しく指定された文化財の展示会が、所沢市生涯学習推進センターで開催されています。
筆者は平日のみの開催と勘違いをしていたのですが、この展示会、月曜と祝日がお休みで土曜と日曜は開催されています。
所沢市公式HP⇒「「令和の新指定文化財展」を開催します!」
旧和田家の衣生活資料では、保存状態が素晴らしい実際の衣服を観ることができます。和田家と言えば豪農で裕福な家のはずですが、現存されている衣料を見ると普段はごく普通の衣服を継ぎはぎをしながら大切に着続けていたことがわかります。
普段の野良着は質素ですが、やはりそこは裕福な和田家。金色の煌びやかな着物はなんと”襦袢”なのだそうです。こんな襦袢は見たこともないですし、こんなに美しい状態で現存しているというのは本当に驚きです。
こちらに展示されている御下賜品の三つ組木盃や川越鉄道の資料は以前に明治天皇行在所の見学に行ったときに見せて頂いたことがあります。
こういった指定文化財を間近で見られるのは、歴史をとても身近に感じることができてとても興味深いです。
そしてこちらが天正十九年に中根伝七郎が徳川家康から授けられたと言われる朱印状。
写真だとただの古びた手紙としか伝わらないかもしれませんが、実際にみるこの400年以上も前の朱印状は、朱の色もはっきりしていて状態が素晴らしく、歴史がそんなに得意でなくても感慨深いものがありました。
2021年5月に来迎寺の阿弥陀様と同時に所沢市文化財に指定された徳川家康朱印状を含む、令和になってから文化財を見られる展示会は2021年8月1日(日)まで。
通常はなかなか目にすることも出来ない文化財もあるので、是非この機会に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
所沢市 生涯学習推進センター↓