【所沢市】地域を見守り続ける”坂稲荷神社”。全国でも珍しい子どもを連れた狐が神前を守っています。
創建は元禄以前ともいわれる御幸町にある小さなお稲荷様”坂稲荷神社”。織物産業で栄えていた明治時代を経て、タワーマンション街となった現在も所沢の地域を見守り続けてくれています。
全国的にも珍しい狛犬ならぬ狛狐で、しかも子連れ!商売繫盛、五穀豊穣に加え子宝、安産祈願にご利益があるのもごもっともですね。
社殿の脇にはなまこ壁がめぐらされています。社殿の中には高川文筌こと三上文筌が描いた装飾絵が収められており、所沢市指定文化財とされています。寛政の大火事の時に神社の手前で火が止まったことから”火伏稲荷”と呼ばれたり、花柳界の盛んだった時にはお客さまの足を引き留める”足止め稲荷”とよばれた坂稲荷神社。
花街の女性たちは目立たないよう遠く離れたこの鳥居橋から坂稲荷神社に手を合わせていたのだそうです。その頃はここから鳥居が見えていたんでしょうね。
毎年3月の第二日曜には初午祭も行われます。代々大切に守り守られてきた小さなお稲荷様。ねぎしの交差点ことファルマン通り交差点近くを通るときには親子きつねに会いがてらお参りしてみてはいかがでしょうか。
坂稲荷神社↓
(ちゃちゃぽーや)